通訳者を雇うときに知っておきたい通訳の正確性を向上させる秘訣
今日は見つけた通訳者を上手に使う方法をシェアします!
通訳者は基本的に好奇心旺盛な人が多く、未経験分野でも、その分野の通訳依頼があれば、必死に情報収集をして、専門用語を学び、通訳に挑む場合が多いです。
ただ、通訳技能を学び、専門知識を得た通訳でも、場合によっては通訳の正確性を100%出せないことがあります。
そのようなリスクを少しでも軽減して、より正確な通訳をしてもらうためのコツを紹介します。
1.事前打ち合わせ
事前にどのようなことについて通訳するのかを伝えてください。
全ての通訳において、関連資料、当日の流れを事前に伝えることが好ましいです。
特に、商談の場合は、最終目標、現状を通訳者に伝えることが大切です。
現在の問題点、改善したい点、理想的な話の展開、最終目標を知らせてください。
通訳者は、通訳する間、あなたのビジネスパートナーでもあります。
通訳者が具体的な商談内容を知っていることで、相手とあなたの商談をより一層スムーズにもっていくことができます。
そのため、事前打ち合わせをしてくれる通訳者を選び、当日はただ単に訳す通訳者ではなく、交渉に積極的に関わってくれる余裕を持った通訳者を選ぶことが大切です。
2.専門用語の選び方
もし通訳する分野にあまり慣れていない通訳者を雇う場合、特に、専門用語選びに注意しましょう。
ここでいう慣れていない通訳者というのは、例えば、労働問題に対する通訳を弁護士の依頼でする場合、通訳者が弁護士を兼ねていない場合、慣れていない通訳者とみなします。
どれだけ法律を専門にしている通訳者であっても、特定の分野において訳すときは、専門用語を勘違いして理解することもあります。
そのため、専門用語で勘違いする可能性が高いものに関しては、通訳の場で、その用語の説明を加えたり、簡単な言葉に置き換えるなど、通訳者への配慮も必要です。
このような配慮も、事前打ち合わせで、依頼した通訳者にどこまで精通しているかを聞くことをお勧めします。
3.長すぎないパラグラフ
通訳をしてもらうときは、文を短く、分かりやすく日本語で言います。
文が長すぎたり、ある一定の時間文を切らず、話しっぱなしだと、さすがに通訳者もロボットではないので、メモをするからといっても、細かいことまで覚えることができません。
1つのアイデアを端的にわかりやすく言ってあげてください。
そのほうが間違えもなくなります。
4.大きな声でハキハキと分かりやすく
大きな声でハキハキと最初から最後まで言ってください。
小さい声でボソボソと言うと、理解不足のもと、勘違いを生み出します。
5.休憩
通訳は集中力が必要です。
国際機関では15分に一度通訳者を交代させます。
国際機関で働くトップレベルの通訳者でも15分に1度です。
通常の国際会議や交渉でも、3時間以上連続で訳していたら、少しずつ通訳の質が下がってきます。そのようなことがならないように、あまりにも過激なスケジュールは避けることをお勧めします。
まとめ
以上、通訳者を雇って正確な通訳をしてもらうために気を付けたほうがいいコツを5つ紹介させていただきました。
このたった5つのコツで、通訳の質が格段にあがるので、是非試してください。
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日仏英の通訳・翻訳をお探しの方。
私は、パリ在住、翻訳大学院卒業の日仏英通訳・翻訳者です。
満足度・正確度が高く、分かりやすい通訳・翻訳を心掛けています。