翻訳は語学ができたら誰でもできるの?

タイトルの答えは簡単。

「いいえ」です。

翻訳は語学ができるからといって、誰でもできるものではありません。

プロの翻訳者は、文章を書くスキルがあり、文章が言いたいことを読み取るスキルをもっています。翻訳のスキルを学んできたプロです。

語学ができるからといって、翻訳はできません。

具体的な例と一緒に見ていきましょう。

1.バイリンガル

バイリンガルとは、2つの言語を自由に操ることができる人のことをいいます。

しかしバイリンガルが必ずしも、ある言語を他の言語にきちんと変換できるかと問われたら、そうとも限りません。言語の変換、すなわち、翻訳には、文章能力や翻訳スキルが必要です。

話せるだけでは翻訳はできません。

バイリンガルにも、書き言葉の場合、必ず、どちらかの言語のほうが強いという特徴があります。
大抵、教育を長年受けた国の書き言葉のほうが強いです。

そのため、バイリンガルだから、対象の両言語に訳せるということは決してありません。

プロの翻訳者は、外国語から母国語(母国語は必ず1人1言語のみとみなします)のみへの翻訳をします。

両言語に訳せますという翻訳者は、必ずネイティブcheckをいれているかを確認してください。ネイティブcheckが入らない場合は、過去の翻訳例の一部を見せてもらうよう頼むなり、その方のスキルを確認することをお勧めします。(希少言語は翻訳者自体がいないので別です)

バイリンガルだからといって、翻訳ができると思わず、翻訳のスキルを学んだ翻訳者なのかどうかをしっかり確認することをお勧めします。

2.フランス語の先生

フランス語を教えている先生の教える技術と翻訳をする技術は全くの別物です。

フランス語レッスンでも、フランス語を勉強する一環で翻訳はしますが、ここで言う翻訳とは全く別の学習用翻訳プロセスをたどります。

フランス語のレッスンでは、言語を学ぶために、翻訳をするので、その用途に沿った翻訳方法になります。読み手のことは考えませんし、自然なフランス語に訳すというよりも、フランス語を理解するための翻訳となります。

そのため、フランス語を教えることと翻訳技術は全く異なります。

フランス語の先生だから翻訳ができるとは限りません。

3.語学が得意な人一般

翻訳は、文章を書く専門職です。

語学が得意だからといって、誰でもできるわけではありません。

社内用資料など外部に出ない書類等ならともかく、外部に出る資料等は、プロの翻訳者に翻訳を頼むことをお勧めします。

まとめ

翻訳は、技術です。訓練が必要です。

文章スキルが必要です。

語学ができるから、語学を使う翻訳通訳以外の仕事をしているからという理由でその人に翻訳を頼んだら、失敗してしまう恐れがあります。

某企業Aは、海外投資家へ宛てた文章を翻訳してもらうのに、翻訳費用を極力減らすため、翻訳学校を出ていない自称翻訳者に翻訳を頼んだところ、投資の申し出が1件もなかったので、翻訳文を他のネイティブ翻訳家に見てもらったところ、翻訳の用途が反映されておらず、メッセージが伝わらない翻訳だったそうです。

これがプロの翻訳者であったら、用途をしっかり確認し、海外投資家へ向けた翻訳が完成していたに違いありません。

このようなことにならないように、特に、外の目に触れるような文書を訳す場合は、プロの翻訳者に翻訳依頼をすることをお勧めします。

 

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私は、パリ在住、翻訳大学院卒業の日仏英通訳・翻訳者です。

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