良い通訳者・翻訳者の見極め方・選び方
今日のグローバル化の影響で、外国語を使ってビジネスをする機会やプライベートで外国語を使う機会がぐんと増えました。
その外国語を使う機会の増加と共に、通訳者や翻訳者を使う機会も確実に増えています。
でも、通訳者や翻訳者ってどのように選べば良いのでしょうか?
ただ単に、対象言語が話すことができれば良いのでしょうか?
それとも他に選ぶ基準があるのでしょうか?
今回は、成功する通訳者や翻訳者の選び方について書きます。
(観光における通訳案内士は除外)
※通訳と翻訳の違い
通訳 ➡ 話し言葉の訳 |
1.学歴
対象言語がしゃべれるからといって、通訳も翻訳も誰でもできるものではありません。
通訳翻訳は、技術が必要です。訓練が必要です。
プライベートはともかく、ビジネスで通訳・翻訳者を利用する場合は、通訳や翻訳の技法を学んだ人にお願いすることをお勧めします。
きちんと翻訳か通訳の学校を出たかどうかを確認してください。
もし学校を出ていない場合は、その専門分野での経験が公式な場でどれだけあるかを聞いてください。
2.専門分野
専門分野によって訳し方は異なります。
マーケティングや広報の訳し方と医療、法律分野の訳し方は異なります。
読み手が誰かによっても訳し方は異なります。
通訳翻訳を頼むときは、訳す内容と訳者の専門分野が合致しているほうが好ましいです。
そのほうが、訳す側も専門分野に慣れていて、より的確に専門用語を適用して訳すことができます。
ただ、専門分野が異なっていても、次に書く情報収集能力があればさほど問題はありません。
3.情報収集能力
通訳翻訳者は、専門分野を持っていても、多岐にわたる訳をする方でも、全く未知の分野を訳すことも多いです。
そのため、いかに情報収集能力が高いかが重要になります。
情報収集方法は、私が行った翻訳大学院では一番初めに習ったことでした。
いかに大切かがわかりますね。
どの情報が正しく信頼できるかを判断する力。
正しい情報を的確に無駄なく判断できる能力は必要不可欠です。
4.コミュニケーション能力
先にも書いたように、読み手、分野など様々なシチュエーションにより訳し方は異なります。
そのため、依頼する側は、訳の背景を訳者に伝えて、それを加味できる訳者が好ましいです。
訳者は、依頼主にとって信頼できる人でないといけません。
信頼は、依頼主と依頼される側との間におこるコミュニケーションによって養われます。
よく、話を聞いてくれるという姿勢を持っているか、いかに柔軟な通訳者・翻訳者であるかがポイントです。
5.母国語への訳
通訳の場合は、両言語を訳さなければいけませんが、翻訳の場合は、母国語への訳のみ依頼してください。
どれだけバイリンガルでも、必ずどの方でも、より強い言語があります。
私は職業柄、バイリンガル家庭で育った人、海外に幼少時代住んでいてバイリンガルの人を多く知っています。その全員、(全員です)教育を長年受けた国の言語のほうが強いです。
例えば、フランスで育った日本人家庭や日仏家庭の家出身の翻訳者は、フランス語が強いです。フランス語が母国語です。日本語をペラペラ話せて、通訳する分は完璧でも、フランス語から日本語への翻訳レベルは、日本で育った日本人に比べて、雲仙の差があります。
必ず母国語を訳す人を翻訳者の場合雇ってください。
まとめ
あなたが選ぶ通訳者や翻訳者は、あなたが最も信頼できる人でないといけません。
お互い何でも言えて、満足度が高いサービスを受けるためにも、サービスの質・訳者の技術力をしっかりと見極めてください。
良い通訳者・翻訳者と出会えますように。
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日仏英の通訳・翻訳をお探しの方。
私は、パリ在住、翻訳大学院卒業の日仏英通訳・翻訳者です。
満足度・正確度が高く、分かりやすい通訳・翻訳を心掛けています。