フランス人女性 : 生き生きと働いている理由
フランスでは、75%の男性が仕事をしていて、68%の女性が仕事をしているという統計が出ています。男女の間で7%しか変わらないというのは、実質ほとんど差がないといってもいいくらいです。
私の周りでも、結婚して育児をしているという人でも、仕事をしていないという人はいません。(不動産投資なども含む)
日本では、まだまだ多くの女性が働けるには程遠い環境にいます。
今回は、なぜフランス人女性は生き生きと働いて人生を謳歌できるのかを特集したいと思います。
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家事は分担
結婚したら、家事は分担です。男性、女性という区別はせずに、早く家に帰ったほうが、ご飯の準備をして、子供の面倒を見ます。
もし、遅くなる日があったら、「その日は、お願い!」というように相手に全てを託します。
もし、どちらかが料理が苦手だったら、そのパートナーは、料理を担当し、料理が苦手な人は、洗濯や掃除など他の掃除をします。
そのため、どちらか一方が家事を負担するということが極めて稀です。
万が一、両方共忙しい場合は、お手伝いさんを雇うことも頻繁に見られます。このお手伝いさんは、正規に雇った場合、税金控除の対象になります。
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ベビーシッター
フランスではまだ治安に不安な面があるので、大人同伴で幼稚園、小学校に行きます。送り迎えをするのも大変なので、そういう時は、お互いに負担にならないように、ベビーシッターに頼みます。帰りも遅くなる場合は、ベビーシッターを頼みます。このベビーシッターも、正規に雇った場合、税金控除の対象になります。
夫婦の時間を取りたいときも同様です。子供が幸せに育つには、両親が幸せでないといけない、愛し合っていないといけないというのが前提にあるので、二人で出かけるときは、ベビーシッターに子供を託して外出します。女性が母親としてではなく、女性に戻れるので、きらきら度が増します。
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仕事の柔軟性
他のブログでも伝えましたが、フランスは労働環境も、子供がいる家庭を守ります。例えば、フランスの小学校は水曜お休みなので、母親の多くは、子供が小さいうちは、水曜は働かないという人が多いです。また、子供が熱を出したら、周りに遠慮せずに、有給を取ったり、1,2時間病院に行くために抜け出すことも可能です。
こうして、労働環境全体が働く女性を応援する傾向にあります。
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公共の場
日本だと、ベビーカーで街中を歩いたり、バスに乗ったりすると、手伝ってくれる人が少なかったり、迷惑そうな目で見られることがあります。
フランスでは、社会全体で、母親、父親を応援するという気風があります。
そのため、バスには、ベビーカー専用の場所が設けられ、ベビーカーをバスにのせるときも、必ず誰かが手伝ってくれます。子供がないても、子供だから仕方がない、と思っている傾向が強いです。逆に、あやしはじめる人を今までに何人も見てきました。
まとめ
このように、フランスでは、社会全体で、働く女性を応援する傾向があるため、女性にとっては、非常に子育てがしやすい環境にあります。
だからこそ、仕事も続けられ、キラキラと人生を歩んでいる人が多いのかなと思います。