質の高い翻訳を翻訳者にしてもらうコツ
今回は、文書など書き言葉の訳、「翻訳」を依頼するときに、質の高い翻訳をしてもらうために翻訳者に伝えたほうが良い点をまとめたので、紹介させて頂きます。
1.用途
翻訳の仕方は、翻訳文書の用途(読み手)によって異なります。
同じ法律文書でも、弁護士向けの資料なのか一般市民向け資料なのかで訳し方が異なります。
公的機関に使われる正式文書なのか、社内や機関内での参考資料なのかでも訳し方は異なります。
そのため、翻訳文書の用途、要は読み手が誰なのかを必ず伝えてください。
2.専門用語集
どこの業界や企業でも、業界独特の専門用語や社内用語というのがあります。
ずっと同じ業界にいると、意外と一般から見て専門用語なのに、それに気付かないことが多々あります。
もし専門用語集や社内用語集を既におもちでしたら、翻訳文書と一緒に、提出することをお勧めします。
持ち合わせていない場合も、社内用語に沿って翻訳を依頼したい場合は、用語集を作成することをお勧めします。
そうすることで、あなたが使う専門用語を使ったカスタマイズ翻訳が出来上がります。
3.過去の類似翻訳文書
過去にも同じ分野の翻訳を他の翻訳者に依頼していた場合、その過去の翻訳原文と翻訳文書を提出することをお勧めします。
また、提出の際、過去の翻訳に対するコメントも添えて頂けたら、そのコメントを参考にして、翻訳者は翻訳をします。
4.参考資料
翻訳する分野に関連する参考資料を提出することで、翻訳の前段階のリサーチと翻訳にかかる時間を削減することができます。
5.指示
特別な指示がある場合、翻訳依頼の時に、指示を出してください。
最初に指示を出して頂ければ、その指示に沿って、翻訳者は翻訳をします。
翻訳中や翻訳終了後の指示の追加などは、完成が遅れる元となるので、翻訳を依頼する前に、どのような翻訳をしてほしいか考えておくことをお勧めします。
6.質問
質問の多い翻訳者は、翻訳と真剣に向き合っている証拠です。
翻訳者からの矛盾点、曖昧な個所などの内容確認の問い合わせは、翻訳の質の向上につながるので、是非このような質問を歓迎してください。
翻訳者は、あなたのパートナーとして考えて頂き、一緒に良いものを作り上げていくという気持ちでいることをお勧めします。
まとめ
以上のことをしていただくだけで、あなたが依頼する文書の翻訳の質は格段と上がりますので、是非お試しください。
私は、ご依頼を頂くときに、翻訳の効率化とハイクオリティーのために、以上のことをお伺いさせて頂きますのでご了承ください。
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日仏英の通訳・翻訳をお探しの方。
私は、パリ在住、翻訳大学院卒業の日仏英通訳・翻訳者です。
満足度・正確度が高く、分かりやすい通訳・翻訳を心掛けています。